所在地:〒038-0059 青森県青森市油川大浜249−2
創建:大同2年(807)坂上田村麻呂
主神:伊邪那岐神 伊邪那美神
宵宮:例祭の前夜祭として毎年7月14日に開催
十三森の社と区別するためか「伝馬町熊野宮」と呼ばれることが多いようです。
津軽藩は、寛文4年(1644)に、奥州街道と合流する油川に伝馬場を作らせましたが、
これにより伝馬町ができました。
伝馬町は羽州街道の終着点であり、この先で、奥州街道と交叉することになります。
熊野宮の鳥居付近に「羽州街道終点地伝馬町」という標柱
【江戸時代初期の寛文四年(一六六四)伝馬派立ちとして開かれ、安永七年(一七七八)には五十九軒の家があった。ここは、羽州街道の終着点であり、油川港に諸国廻船の出入りが多かった安土桃山時代から、町内で最も賑やかな町であった。】
境内に文政4年(1821)伊藤彌七奉納の御影石鳥居、また拝殿に西田父子奉納の船絵馬が2枚懸かり、寛文5年(1665)舘田源兵衛奉納の狛犬一対が鎮座しています。境内には記念碑や慰霊碑、大田神や青面金剛像、猿田彦大神などの石碑が建てられています。
また、境内にあるけやきは「油川熊野宮のケヤキ」として知られています。
宵宮ではたくさんの種類の屋台が軒を連ね、毎年とても多くの参拝者で溢れています。
2024年7月14日宵宮の様子
伝馬熊野宮 権現様 一軒一軒門打ちの様子
油川には18の町会があり、熊野宮に関係する伝馬町、茶町、館町、仲町、寺町、横町、日の出町を2時間30分かけて回りました。